国際理解&留学備え

言語を覚えたいなら、紛れもなく留学した方が圧倒的に効果的です。

3ヶ月だけでも割と上手くなれます。

けれど実際行ってきた帰国子女の中で、すごく上手な方もいれば、『え?本当に海外に住んでたの?!』ってビックリするほど喋れない人もいます。

はて、何が違う?

向こうに行って上手くなって帰る人達は、まず日本人を避けるんですね。外国に行けば、外国人としか遊ばない。

そして、最初の1ヶ月間は相当ストレス的な日常生活で脳みそが咲きますが、それからちゃんと勉強し続けるかどうかも大事です。

最近は正直、FacebookやLINEのせいであまえてしまう留学生や転勤中の社会人も多いですね。

でもそれは全て向こうに着いてからの話しです。

本当は、プロとしてオススメしたいのは、留学に行くMAEの準備です。

私も若いころに色んな環境で育って、一々違う場所や違う言語、違う文化に慣れないといけない経験をしてきました。環境を移る前に心の準備と共に言語の特訓や文化の勉強が出来ていれば、どれだけ楽に、どれだけ効果的に済めたんでしょう。飛び出し的に12000kmも離れてる国へ突入して、なんとか正気を保ちながら新しい環境にサバイバル状態で活動するのはキツイです。お金も時間もかけて成長する為に行くと言うのなら、ちゃんとしたプランを持って、出来るだけ言語力を鍛えて、向こうの文化を勉強して、行き先を調べといて、トラブルに会った時ロールプレイなどをやっといて、そしていつでも困った時に通訳や案内してくれる専門家がいた方がどれだけ安心して効果的に成長出来るか、想像して頂きたいと思います。

 

そういう思考で、子供や学生に外国語を勉強させるだけでは足りません。

例えば、ある外国人が日本語をとても上手に話せたとしても、もし彼が頭を下げる事も、靴を脱いで家に上がる事も大嫌いで、自分の文化ではそんなめんどくさい事はしないから日本で滞在してもムリって言うのなら、いくら日本語力が高かろうが、来日するべきじゃないどころ、来日すれば本人も周りの日本人も辛い思い出しかしません。

同じく、英語をなんとか覚えたがあっちの文化をよく分からず、とりあえず日本のマナーを守って行こうと思った日本人が、スムーズな海外旅行が出来る訳がないです。

それを子供達に教えておかないと、日本語がペラペラなのに、ゼッタイに頭下げない外国人のようになります。

そういう意味では、言語力よりも、まずは国際理解が大事です。

 

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